潤徳日記

 本校では3月3日には92期生の卒業式が行なわれます。そのために、26日には在校生も参加し全校で予行が行なわれました。在校生は学年末試験終了後でしたので、疲れている様子でしたが、諸注意に耳を傾け、服装・髪型・座り方もマナーを守り、卒業していく先輩達に敬意を払った態度は大変立派でした。今年も厳粛にそして温かな卒業式が挙行されると思います。そして、卒業式前日の2日には送別会が行なわれます。そのため、本日、明日は吹奏楽部をはじめ出演クラブのリハーサルが行なわれています。卒業生に感謝の気持ちが伝わるようリハーサルにも熱がはいっているようです。

 義務教育である中学校を卒業後に高校に入学することになりますが、この三年間は人生の土台を築く大事な期間です。自分と向き合い、自分の得意分野を知り、そして、自分の力を発揮できる分野を考えて大学に進学し、そして、働くこととなります。自分の適性が活かされる分野で働き、社会に貢献できたら、毎日を楽しく過ごし有意義な人生を送れることとなります。

 私は校長室でわずかに聞こえてくる在校生のリハーサルの音に耳を傾けながら、できあがったばかりの素敵な笑顔の卒業アルバムを眺めています。92期生は礼儀正しく、制服を着崩すことなく美しく制服を着こなす学年でした。近隣の方に「高校生のお手本のような高校生」とお褒めいただけたのは彼女たちのこのような姿勢のおかげであり、この伝統はこれからも引き継がれていくことでしょう。

 「大学でサークルの代表になれた」とか、「就活頑張っている」とか、「国家試験に受かった」とか、嬉しい知らせとともにさらに充実した毎日を過ごす92期生も潤徳に遊びにきてくれることを心待ちにしております。