合格体験記

合格体験記

青木諒花 さん

2020年度卒業
東京藝術大学 先端芸術表現科 現役合格

受験期間中ハプニングと自分の致命的なミスと沢山遭遇しました、「やっぱり自分には向いていないのか」と思う毎日で隣の芝がとても青く見えて辛かったです…。心折れそうな事があったので学校の卒展の準備や受験勉強を放り投げて11月に3日間の旅に出たりしました。毎日移動時間中は映画を観たり、本を沢山読んだり展示に沢山行ったり自分を色んなところに旅に連れて行ってあげ、旅から得たインスピレーションと自分の経験談を上手く組み合わせて、どんなに些細なものでも頭に思い付いた作品は全て作りました。直前になってやっと自分の世界観を理解する事ができ自分の愛せる作品と出会う事が出来ました。先端の試験は試験前に20ページ程度で作品や自分の考えている事をまとめたポートフォリオを提出するので、その作品達は試験本番でも大いに活躍してくれたと思います。

先端の試験は、様々な技能が求められます。いったい自分はどんな人間でどんな事を考えていてそれをどう表現するかで大きく合否が分かれると思います。なので、自分で考える力がとても必要だと実感しました。何が自分を自分たらしめているのか、自分について考える力がつけば周りの変化にも気付けると私は受験期間中気づきがありました。

自分自身も知らなかった自分と出会う事が先端芸術表現科では出来ました。諦めずに最後まで沢山作品を作った事フットワークを軽くしておいた事が今回私のキーポイントになったと思います。私がこれを読んでくれている先端を受験する人にアドバイス出来る事は、行動に起こす事を恐れずにもっと爆発して欲しいです。あと、争わずに、持ち味を生かす事ですかね…
激動の中での受験は凄く大変な事だらけで、どうしていいか分からなかったし曖昧な気持ちがずっと続いていました。こんなご時世ですがとにかく自分を止める事なくつねにフル回転して活動していた受験期間はすごく楽しかったです。受験期間支えて助けてくれた人達への感謝が止まりません!

青木諒花 さんの作品


稲飯 梢 さん

2019年度卒業

東京藝術大学 工芸科 合格
多摩美術大学 工芸科 合格
武蔵野美術大学 工芸工業デザイン科 合格

私の潤徳入学時の志望校は多摩美術大学のグラフィックデザイン学科でした。ある時先生から稲飯さんなら東京藝大も狙えるんじゃないかと言われ少し考えてみるようになりました。名前は知っていましたが、天才的な才能がないと無理だと思い込んでいたので、自分には到底無理だと最初から諦めていました。しかし自分も狙ってみても良いんだと気づかされ、色々調べ藝大出身の先生方の話を聞いていくうちに藝大に行きたいと思うようになりました。藝大はたくさんの努力を積み重ねて入学するものだということをその時知りました。私も頑張ってみたいと思い東京藝術大学を第1志望にしました。

先生の勧めで美術予備校に高校2年生の頃から通い始め、基礎的なデッサンや実際の試験に近い課題をしていました。高校では人物デッサンや静物着彩、自分が考えた課題など様々な経験をすることができました。色々なことを勉強していくうちにデザインの他に工芸や日本画にも興味を持ち始めました。しかし、就職の事などを考えたらデザイン科が1番現実的だと思いデザイン科を受験しようと思っていました。
ある時ふと先生にデザイン科でいいのか迷っていることを話してみたところ、将来本当に何がしたいかで決めることが一番大切だよと言われ就職や仕事のこと、受験形式のことを抜きに考え、彫金や染織、陶芸が学べる工芸科を目指すことを決めました。実際に藝大受験を乗り越え卒業し作品作りをしている先生方の声はどんな言葉よりも信頼できる言葉だったように思います。

そして受験をむかえ、1次試験は通過したものの2次試験では失敗してしまい、最終合格はできずこんなに呆気なく終わるものなのだとショックだったことを今でも覚えています。そして1浪で藝大に受からなければ他の美術大学に進学することを決めました。浪人生活は1年どれだけ頑張っても受からないかもしれないという不安や焦りが常にあり、やめたくなる時もありました。しかし試験当日は過ごしてきた日々を糧に自分に自信を持てたと思います。美大受験で私は技術を身につけるだけではなく、今後作品を制作していくうえでも大切なことを本当にたくさん学べたと思います。
そして今まで支えてくださった沢山の方々に感謝の気持ちを忘れず、これからの大学生活を充実した物にできるよう努力したいと思います。ありがとうございました。

稲飯 梢 さんの作品