卒業生の声

先輩が語る、潤徳女子高等学校

2017年3月卒業

松本映見さん

現在の仕事について

現在、都内の肢体不自由教育を行う特別支援学校で、中学3年生の担任をしています。車いすを使って生活している生徒が多いため、生徒一人一人に合わせた教材の準備や、色々な体験ができるような授業づくりを日々試行錯誤しています。

また、食事やトイレ、着替えなどの日常生活の介助も行っています。放課後は事務作業などがあり、毎日やることが多く大変ですが、生徒たちの楽しそうな笑顔や、日々成長していく姿を近くで見られることが一番のやりがいだと思います。

現在の仕事を選んだ理由

中学生のとき、文化祭の合唱コンクールで特別支援学級の伴奏のお手伝いをしたことがありました。そのときに、子どもたちのやる気や個性を伸ばす指導をされていた音楽の先生と、先生の指導に一生懸命答えようとする素直でまっすぐな子どもたちの姿に感動し、私も将来特別支援教育に携わりたいと思いました。

学生時代、免許取得のための教育実習や、採用試験に向けての勉強は大変でしたが、今教員として子どもたちと関われていることが本当に幸せに感じています。

潤徳女子で得たもの、後輩へのアドバイス

私は高校時代、吹奏楽部に所属していました。ほぼ毎日部活があり、特にコンクールがある夏休みは、長い合宿もあり本当に練習が辛かったのを覚えています。しかし、部活をやっていたからこそ、大切な仲間ができ、辛いことも乗り越えられました。

また、両親や先生方の応援のおかげで、頑張ろう、もっといい演奏をしようと元気をもらえました。潤徳女子で得たものは、人とのつながりだと思います。在校生の皆さんも、友人や先生方とのつながりを大切にして、学生生活を送ってください。