潤徳日記

 8月6日(日)、インターアクトクラブの生徒12名で、本校インターアクトクラブが所属する国際ロータリー第2580地区の、第54回インターアクト年次大会に参加しました。これは、毎年夏休みに沖縄および東京の地区インターアクトクラブが一堂に会して行う、とても大きな行事です。研修、親睦などの活動をほぼ一日かけて行います。

 当日の朝、今回のホスト校である関東第一高等学校に集合。午前中は来賓・ロータリアンの方々による卓話に続き、各校インターアクトクラブがこの1年間の活動報告を行いました。午後には、ホスト校・関東第一高等学校の渋谷校長による記念講演(演題:「夢こそ生きる力」)が行われた後、生徒による交流会・文化討論会が行われました。これは、参加10校の生徒が8つのグループに分かれ、社会的テーマについて討論し結論を導き出すという試みです。用意されたテーマは『死刑制度』『沖縄米軍基地問題』など、成人が討議しても簡単には答えを出せないような問題に加え、『テロ』や『学業不振』など、「賛成」「反対」の形でまとめるわけにはいかないテーマも含まれており、生徒たちはメンバーの知識だけでは足りない部分を調べ物などで補いながら、協力し合い、10代の自分たちなりの結論へとたどり着けるよう討議を続けていました。生徒間の交流も含めた約2時間のグループ活動の後、グループごとに討議の結果発表が行われました。大人が解決できずにいる社会問題に誠実に向き合い、導き出したそれぞれの結論・提言には、ロータリアンの方々からも盛んな拍手が贈られました。

 年次大会閉会後、夕方から、校舎内エントランスホールにて立食式の懇親会が開かれました。生徒たちが学校や都県の垣根を越えて自由に語らう中、ホスト校の関東一高はビンゴゲームで場を盛り上げ、遠路沖縄から参加した生徒たちは郷土の舞踊エイサーを披露し、大喝采を浴びました。

 

 このように、インターアクトクラブでは、自校のメンバーでの活動はもちろん、他校・他県の仲間との交流を通して、他者への奉仕、地域社会への貢献の心を深めていくと共に、経験豊かなロータリアンの方々の支援・助言により、さらに広範な社会における自分のあり方・関わり方について、より深く学んでいくことができます。

 

 9月23日(土)、24日(日)に開催される本校文化祭において、インターアクトクラブは綿あめの販売(売り上げは日本赤十字社へ寄付)、そして株式会社「ユニクロ」のリサイクル活動に協力した古着回収を行います。保護者の方々、地域の皆様、是非足をお運びくださいますよう、お願いいたします。