潤徳日記

2023年も数日となりましたが、本校でも25日に終業式が行われ冬休みとなりました。2学期を振り返りますと、9月に本校では初めてのクラス文化祭が開催され、コロナも5類になりましたので地元の皆様のご協力をいただきグラウンドにキッチンカーをお呼びすることもできました。会話なく食事をしていた環境から、お店の方に各自が好きなものを注文し、友人と談笑しながら食事ができることに生徒たちの笑顔は輝いていました。10月には体育祭が学年毎に実施され、クラスそして学年の絆が深まりました。

コロナ禍の影響は少しずつ減り、対人関係や様々な調整能力・勉強能力を取り戻しつつあると感じております。そして、コロナを経て生徒たちも教職員も当たり前の日常を大切な気持ちで丁寧に過ごしております。

私は2010年4月に学校長に就任しましたが、その年度末の3月に東日本大震災がありました。そして、今年8月には福島第一原子力発電所の廃炉に向け同原発の処理水の海洋放出が開始されました。そのニュースを見ながらコロナに追われ東日本大震災のことをすっかり忘れていたことに反省しながら、震災の影響はまだまだ続いていることを認識し、そのために奔走されている方々に頭が下がりました。

当たり前の日常があるためには無数の方々のご尽力があることを忘れずに、日々の生活に感謝の気持ちを持って過ごしたいと考えました。そして、ご縁があって潤徳に集まった生徒、教職員に感謝し、有意義な時間を過ごしたいと考えました。2024年も平穏な日々に感謝し丁寧に過ごしてまいります。