潤徳日記

感染状況に大きな改善がみられ、第六波を心配しての状況ではありますが、生徒たちが登校でき50分授業が継続でき、11月8日(月)には第三学年の遠足、10日(水)には団体鑑賞、13日(土)には実力テスト等が予定通り実施できていることに感謝しております。そして、15日(月)の週には授業診断が実施されました。第三者機関による診断となりますが、今年で4回目となります。

教員は4月より授業を担当し、1年間の到達目標を5回の定期試験、長期休暇の宿題等に割り振り等して授業の構成を作っていきますが、生徒たちの取り組み状況や小テストの結果を見ながら微調整もしていきます。一方で授業そのものの内容に教養的なものも加味し、将来の生活に役立つ内容であることも大切であるという観点も忘れてはなりません。そして、何よりも生徒たちが主体的に積極的に学びたいという意欲を育てることが最も大切であると考えております。

私は小学生のころは、父方の祖父から「知識は人生を豊かにする」、祖母から「子供の仕事は勉強すること」と何度も何度も言われ、勉強させられていました。しかし、中学生になり一部の教科で学ぶ楽しさを知り、高校生のころにはそれぞれの教科の魅力を知り、家庭学習を毎日、自主的にするようになりました。そうすると不思議なことに体操着や保護者会の返信などの忘れ物がほとんどなくなり、宿題の提出期限も守れ、小テストも毎回合格点が取れるようになりました。そして、定期試験の点数はもちろんのこと外部模試の点数も上がりました。

この経験から自ら進んで積極的に物事を進めることにより物事は好転するというプラスの発想で日々を過ごしてきたと思います。輪番で回ってきた町内会のお祭りの当番も娘の学校のPTA役員も「こうしたらもっと良くなるのでは」という発想で意見交換できたことは今となっては楽しい思い出の1つであり、地域に知り合いが増え、ママ友も増えました。そして、この繋がりはいろいろな方面に発展してまいりました。

授業は学校生活の中でかなりの時間を占めています。本校の授業が生徒たちの成長を促し、生徒たちの人生をより豊かなものになるよう貢献できればと考えております。授業診断でいただいたアドバイスを無駄にせず、これからも授業力を向上させ、自ら学ぶことの楽しさを伝えられる授業を目指してまいります。