潤徳日記

全校生徒との個人面談を毎年行っておりますが、1学期は3年生の生徒たちと行っております。1・2年生の記録を参照しながらの面談となりますので、生徒一人ひとりの3年間の成長を感じられる面談になります。美術大学で版画を学びたいと考えている生徒は、修学旅行で戦争についての講演を聴き、戦争は絶対に阻止しなければいけないと考え、その願いを版画で表現したいと話してくれました。

高校時代の体験は生徒たちの成長を促し、その後の人生に影響を与えると考えておりますが、彼女の版画を学びたいという将来の進路に戦争講演は大きなテーマを与えてくれました。テーマが与えられた彼女は少々の困難にくじけることなく前進し続けられると確信しております。

これからも日々の授業を大事にしながら行事も充実させていけるよう教職員はチームで研鑽してまいります。そして、生徒一人ひとりが学力を上げながら将来の進路を選び抜き、進路にテーマを付加させられる学校であり続けたいと考えております。

今年度の3年生との面接もあと20名程度で終わってしまいます。面接を通し生徒たちの成長の一助となれるよう生徒たちの気持ちに寄り添いながら寂しい気持ちをおさえて来週も行ってまいります。