潤徳日記

 先日、私が高校3年次に担任をしていた卒業生3名で来校してくれました。そのうちの2名は小学校入学前のお子さんと一緒に来てくれました。「ママの先生なの?ママはここに通っていたの?」など素朴な疑問を発したり、保育園とは違った学校の様子に興味を抱き、いろいろ眺めたり、触ったりする様子にこちらも思わず笑顔になりました。そして、在校生のころの懐かしい話しをしながらも母親としての気遣いを忘れない彼女たちを頼もしいと感じました。

 訪問の目的は今年度に定年退職を予定の先生方に感謝の言葉とプレゼントを贈ることでしたが、退職予定の先生方も嬉しそうに受けとられていました。彼女たちのクラスで企画しプレゼントを検討し、プレゼントを渡しに代表3名で来校したとのことでした。

 帰り際に「潤徳に来ると高校時代にお世話になった先生方に会えて嬉しい。」と話してくれましたが、そこが先生方の転勤のない私立の良さであるなと改めて実感いたしました。そして、嬉しいのは卒業生よりも、私たち教職員であるとも思いました。立派な卒業生の様子に励まされ、そして「お世話になりました。」「ありがとうございました。」等の言葉に勇気づけられているか計り知れないと考えたからです。

 これからも卒業生に感謝の気持ちを忘れずに、卒業生にとってより誇れる母校となれるよう学園を発展させていきたいと考えております。