潤徳日記

本日の講演会では京都から松永信也先生をお迎えしました。30代後半で視力を失い、全盲になってからの葛藤やご経験、そして高校生へのメッセージを伝えてくださいました。朝目覚めた時に時間を知る方法や、なぜバスや電車で立っているのかなど、生徒に質問を投げかけられながら、時々どっと笑いが起こり、温かい先生のお人柄に包まれて終始和やかな講演会でした。

生徒の感想は「私は障がい者の方を見かけた時、声をかけようかとよく思うのですが、1度もお手伝いをしたことがありません。勇気がないからとつい言い訳をしてしまうのですが、お話を聞いてお手伝いをしてみようと思いました。未来を作るのは、若い私たちだとおっしゃってくださいましたが、素敵な未来を実現できるよう、色々な知識を手に入れたいと思います」「『受け入れる力』という言葉が一番心にささりました。私も、受け入れなくてはならない現実をまだ受け入れきれていないところがあるので、少しずつ前を向けるようにしたいと思いました。」など、先生の講演を受けて自分自身の未来を拓いていこうという想いがたくさん詰まっていました。