日常ブログ[美術コース]

1年生は初めて透明水彩絵の具に触れる生徒も多いですが、自分なりに考えながら素材と向き合い、課題を進めることができました。

モチーフはサザエ1つですが、複雑な色の重なりや、構造・質感を捉えて、形にしていくことが必要です。

 

サザエの自然な色を出すことができました。形が弱くなってしまったので、下書きの段階でもう少し立体感を意識した形どりができると良かったですね。

 

雰囲気を捉え、全体感のある絵になりました。奥行きが見づらい部分がありますが、置き方や光の印象を丁寧に描写できています。

 

厚みのある筆遣いで、全体的に重めの印象に仕上がりました。影の部分はもう少し軽く見える所も欲しいですが、殻のコントラストが見やすく、メリハリのある表現ができています。

 

影と光の部分で、しっかり彩度をコントロールできています。細かい質感を捉えながら、大まかな形の印象を崩さず表現できました。

 

逆光の印象を出しながら、明るい部分を逃さず描写を進めることができました。

少し強引に形を引き出している所もありますが、明確に画面を作ろうとしている姿勢は好感がもてます。

 

(五十畑)