日常ブログ[美術デザインコース]

1.2年 夏期自宅課題

2018.10.4

こんにちは!

美術デザインコースでは、長期休みに「自宅課題デッサンコンクール」として1.2年生が同じ内容のデッサン課題を行っています。提出されたデッサンは学年やクラスを分けずに採点され、優秀作品は校内に掲示されます。

今回の夏休みの課題は「手と紙を自由に構成してデッサンしなさい」でした。

構成デッサンというと、モチーフを自分で実際に卓上に配置・構成して描く場合や、画面の中で空間を想定し、モチーフのサイズやモチーフ同士の関係なども自由に設定して描く場合が考えられますね。

手も紙も色々な表現の切り口が考えられるモチーフですから、やりがいを感じられた人ほど作品への集中力が上がってきたのではないでしょうか?

 

それでは、優秀作品をご紹介します!

 


 

2年生作品

全体に良く意識が行き届いていますね。集中力を感じるデッサンです。手の表と裏を構図にいれ難易度も高めに設定した姿勢も好感が持てます。指先や骨格など向きが分かる部分にまだ違和感がありますし、複雑な現象の見方など、身につける事はまだまだありあすね。頑張ってください。(佐藤)

 


 

2年生作品

観察力が鋭く、モチーフの細部まで神経が行き届いています。実際に起こるであろう現象が細部までよく描かれています。右手の親指の付け根のところの空間が潰れて見えるのと、少し不自然な長さに見えるのが惜しいです。指の関節のしわの細かい線の描き方にもう少しリアリティを追求できると良いですね。まだ少し鉛筆の線のタッチが浮いているように見えます。練り消しを細く使って細かいキワも描いてみましょう。(山本)

 


 

2年生作品

ぱっと見の美しさのある構成です。鉛筆の濃淡もよく使えていて描き込みの密度もあります。

まだ色の強弱の位置がちぐはぐに見え、手のひらの手前、奥の関係性が不自然に見えなくもないので、遠目からの印象を崩さずに描き込んでいけると良いですね。紙の質感が少し堅い印象を受けるので、もう少し柔らかく形を出していけると良いですね。(山本)

 


 

2年生作品

一つ一つのプロセスを丁寧に積み重ねた安定したデッサンです。構成という点においては要素が少ないものの、却ってモチーフを持つ手の自然な動きを見やすく表現できたのではないでしょうか。ここから更に質感に迫る描写の密度が上がるといいですね。(五十畑)

 

 


 

1年生作品 

描き込みに関してはディティールまで良く観察して描けています。密度があるだけに形の拙さが惜しく見えてしまいますので、描き出しの段階でもう少し大まかなタッチで面や形を出し、手前、奥の色の対比を変えたり、光側と影側の色味の違いをダイナミックに出してから描写し始めると良いですね。とはいえ、色味や空間、構成は良い感覚を持って取り組めています。(山本)

 


 

2年生作品

 

構図をあえて”寄り”にすることで、紙を折り合わせるという意味合いをより象徴的に引き出せていますね!描写力も安定しています。もっと構図を下げて緊張感を高めるか今のままでも折られる直前の紙の表情を更に引き出せた気がしますね。その辺で見る人の善し悪しが分かれてしまいそうでもったいない気がしました。(佐藤)

 


 

2年生作品 

まだ一つ一つ観察の丁寧さを欠くところはありますが、手と紙の動きを連動させ画面内で目線を誘導させる動きを感じる構成が良いです。また要所を押さえた描き込みにも勘の良さを感じます。デッサンから本人の息づかいを感じるところが欠点以上に良い印象を受けました。(河邊)

 


 

1年生作品 

仕事がとても丁寧で調子が美しいデッサンです。紙の白さと手の色味の差などが淡い調子の中でもとても良く感じとれますし、つまむ、触れるといった何気ないところも素直に反応して描けているなど感度の良さが伺えます。もう少し大きい構図取りができれば、腕の間延びがなくなり見せ場への引きつけもさらに上がるなどこの絵のいくつかの欠点が解消される気がします。(河邊)

 


 

1年生作品 

良く観察が出来ていますね!手の構造への理解や集中力を感じます。ポージングや構図も安定しています。ただ安定感がありすぎて少し平凡とも取れてしまいそうです。奇をてらう必要はありませんが、少し難易度の上がる操作をしてあげる事で評価側の厳しい目が緩和される事もります。画力を単純に上げるためにも是非チャレンジ精神を持って課題に臨んでください!(佐藤)

 


 

1年生作品 

奥行きや量感の捉え方にもの足りなさを感じるものの、存在感のある調子でシンプルな構成ながらも見応えがあります。集中したモチーフへの質感描写で画面を飽きずに見せることができていますが、手の描写とやや温度差も感じてしまいます。(五十畑)

 


 

 

1年生作品 

良い意味で鉛筆デッサンらしい印象がなく本人の体質的な強さが前面に出ています。評価は分かれるところでしょうが、欠点がない普通の作品よりも欠点があっても他には真似のできない強さを持ったものは有無を言わせない存在感があります。そういった意味ではとても気になったデッサンです。描きどころ以外の描写にはやや硬さや単調さを感じてしまう点などが今後解消されていくといいですね。(河邊)

 


 

 

2年生作品 

パッと見た時に良く手が描けているなーと感心しました。少し構図が上気味なのは良いとして、紙が同じ人が欠いたのかなと思う程、形態と調子が合っていないのがすごくもったいない!と思ってしまいました。くしゃくしゃの紙は確かに難しいので、手以上の観察が必要だったかもしれませんね。(佐藤)

 


 

 

お疲れ様でした!!

次の自宅課題デッサンコンクールは冬休みに行われます。それまでの授業内でのデッサンも大切にしながら取り組んでいってくださいね☆