日常ブログ[美術デザインコース]

2年生専攻美術Ⅱ 前期選択課題(デザイン(1))

2018.8.7

こんにちは!

2年生一学期の専攻美術Ⅱは、油彩・水彩・彫塑・デザインの中から自分の学びたい分野を選択して取り組む授業でした。

デザイン専攻では、「平面構成(野菜・果物をモチーフとして構成する)」、「平面構成(TIMEの文字を入れて時の流れを感じさせる構成をする)」の2課題を行いました!

1年次に学んだ平面構成とレタリングを使い、応用した課題になっています。具体的なものをモチーフとした表現も、今回が初めてという人が多かったかもしれません。それぞれ学んだことをしっかり生かした画面作りが出来ていたと思います!

 

優秀作品が多く出たので、課題ごとに記事を分けてご紹介します。

まずは野菜・果物がモチーフの平面構成です。

 


平面構成(野菜・果物をモチーフとして構成する)


 

作者の高いバランス感覚を感じる構成です。円の配置にリズムがあって小気味よく、画面の中心を鮮やかな色が横切る構成もよくまとまっていますね!2色で背景に同じモチーフを描いたことも、飽きさせない工夫として効いていると思います。配色・構成ともに落ち着いていて見やすいぶん、ややおとなしくインパクトが弱いとも言えるので、ぱっと目を引く構成に挑戦したり、ところどころに強い配色を使ってみたりなどするとさらに力のある画面になると思います。

 

 


 

構成に明確な流れがあって美しいですね。意識して大きな奥行きを出そうとしているようですが、その結果迫力もあって見やすい画面が作り出せていると思います。構成がうまくいったぶん、アクリル絵の具の扱いに不慣れな感じがするのがもったいないですね。水の中に物体が浮かんでいる表現や、つやのある面の出し方など、参考作品を見たり小さな作品を描いてみたりして是非自分のものにしましょう!そうしたストックが今後の作品の中で必ず生きてくるはずです。

 


 

トマトの断面のデフォルメがうまくいっており(少し参考作品に引っ張られているところもありますが)ポップでジューシーな雰囲気が作り出せていますね。構成も、安定しつつも動きがあって良いと思います。平面構成で具体的なモチーフを描くときは、どこまで・どのようにデフォルメするかが作品のミソになって、そこが作品の個性になることも多いです。普段から目にするもののかたちや色を抽出する意識を持ってすごしていくとそういった力も身につけやすいかもしれませんね。

 

 


 

いろいろな野菜のかたちだけを抽出し、構成した表現です。あまり奥行き的な見せ方はなく平面的な表現ですが、ところどころきちんと野菜を感じさせるようなかたちが取り入れられていて面白いです。配色次第でさらに美しいと感じさせるような画面にできそうです。意図せず同じような色が隣り合っているように見える部分を減らしたり、人に美しいと感じさせる色の比率について最初はある程度理論的に組み立てることで配色が決めやすくなるのではないでしょうか。

 

 


 

塗り方がきれいで好感が持てます。上から落ちてくる果物がジュースになっていくというストーリー性を持った構成にアイデアやユーモアを感じますし、見ていて面白いですね。果物のデフォルメの具合もうまくいっているのではないでしょうか。ただ、画面の中で起きている現象が面白いだけに、ぱっと見の印象が落ち着いているのが少しもったいないように感じます。背景色を検討したり、差し色のような表現を加えることによって、配色でも遊び心を感じさせることができればもうワンランク上の画面になると思います。

 

 


 

 

上から果物が落ちてきているような、浮遊感のある構成がきれいですね。苺とオレンジの浮遊感と比べてブル−ベリーは少し動きを止めてしまっている感じがあるものの、画面に奥行きを感じますし、目指していたみずみずしい描写もある程度表現できたのではないでしょうか? 「みずみずしさ」に重点を置いているのであれば、ややモチーフ・見せ場が多く視点がばらついてしまう感じがあるので、伝えたいことをしぼってシンプルかつわかりやすい切り取り方についても研究してみると良さそうです。

 

 


 

キノコのかさの部分をクローズアップした表現です。構図が大胆で迫力がありますね!見せたい部分を画面の中でとにかく大きく見せることは、伝えたいことを明確にする上で有効な表現だと思います。配色の面ではもう少し画面に面白みを出す余地がありそうなので、差し色的な、遊び心を感じさせるような扱いの色をもっと増やして良かったかもしれません。背景色についても検討できそうです。

 


 

お疲れ様でした!!