日常ブログ[美術デザインコース]

1年後半課題(デザイン)優秀作品

2018.4.25

こんにちは!

少し遅くなってしまいましたが・・・1年生(今の2年生)の後期デザイン課題では「リンゴのポスタリゼーションと着彩描画」「かぼちゃとキューピーの着彩構成」の2課題に取り組んでいました。

「かぼちゃ・キューピー」の課題は画面の構成や発想の面白さ等、単純にものを観察して描画するだけではない課題です。描画材に慣れていない生徒も中にはいましたが、狙いや発想の面白さを生かした作品や、発想や描画の力もある程度備えた良作も見られました。それでは講評に参りましょう。

 


 

画面の隅にカボチャの大きい形を置き、余白の空間を大きめにとって配置をしています。「間」を生かした構成ですね。描写も構成もバランス良く、好感の持てる作品です。キューピーは目の色の強さに対して、あごに入っていく影が薄く見えるので、固有色の強さと陰影の色の強さがちぐはぐに見えないように描けるとより良くなりそうです。

 


 

自然な空間を描き表す事ができていて、描写も細密なところまで手が入り、良く描けています。また、モチーフの配置を工夫しながら、視線の誘導をする事で飽きの来ない画面を作れています。構図自体はもう少し下に下げた方が安定感が出たかもしれませんね。若干下の方のカボチャの重さに引っ張られる感じがしますが全体的に良くできています。

 


 

キューピーが超能力によってカボチャを持ち上げる設定になっていますね。色、形、陰影が丁寧に観察され描写されています。キューピーの右手の部分がやや薄れて見えるのと、手前のカボチャをもう少し手前に来るようにはっきり描くか、キューピーの影の暗さを弱めておくと尚良かったです。陰影のつけ方は画面全体で見てつじつまが合うようにしましょう。物語性も含め楽しく絵作りができたのではないでしょうか。

 


 

色、構図、形が総合的に良く仕上がっている作品です。モチーフの遠近や粗密をうまく使って構成する事で躍動感とリズム感を生みだし、モチーフのユニークさも上手く画面構成に取り入れた画面構成ができています。絵の具の色で濃淡を使いながら明暗を正確に置き、実物に即して自然に描写できている点も高く評価できます。

 

 


 

構図はシンプルながら細部までよく観察され描けています。カボチャの皮部分の輪郭が少し簡単に見えるので、でこぼこした質感や奧に回り込んでいく様子が拾えると良かったですね。色も形も悪くないのですが、台の面や地面から反射してくる光があまり描かれていない点で、置かれた状況があまり意識されていないように見えてしまうところが惜しいです。モチーフを取り囲む状況、空間、現象まで意識して描けるともう一段階良くなりそうです。

 


 

お疲れ様でした!

2年生になって、それぞれ選択課題が始まっていますね。気合いをいれていきましょう☆