日常ブログ[美術デザインコース]

3年 人物デッサン講評 優秀作品

2017.6.12

美術デザインコース授業内での最後のデッサンは、「人物デッサン」です。今回は透明なキューブを持った状態でのコスチューム、座像です。いつもと違うモチーフだからか、最後だからか、皆ノリの良い描きだしの印象でした。各々今回は良い所が見られて2年ちょっとの集大成を感じるデッサンでした!全体的に良かったです!!

 

それでは、今回の優秀作品を見ていきましょう!

 

 

今回紹介する作品の中では唯一の鉛筆デッサンですが、比較的落ち着いて描き進められていたと思います。人物の雰囲気も自然に捉えられています。課題としては鉛筆の調子の幅がまだ浅く色味や質感などからくる魅力がやや物足りないので、さらにこだわった仕事を心がけてみて下さい。(河邊)

 

構図の取り方や人物のプロポーションまで自然に描けています。背景もつけたことで手前、奥の前後関係を現す空間の意識も上がってきました。

人物の骨格や背景の空間の調子、衣服や肌の表現まで、もっと突き詰めて質感の違いを観察し、どのような表現が適しているのかを木炭という素材を使ったやりとりを増やすことで描き現せると思います。まだ意識も素材との関わり方も浅いので、さらに上達したければもっと描く枚数を増やすことをお勧めします。(山本)

 

 

今回モデルは二人いましたが、こっちのモデルさんは動き激しめ、服の表情強めで、やや描き辛かったと思います。それでもよく我慢して最後までやりとりできましたね!左側の肩や手前の足等抜けてしまった部分はありますが、形になって来た所が最終的には画面全体を引っ張ってくれましたね。集中力の賜物です!(佐藤)

 

安定感抜群のデッサンです。形態感、調子の幅、確かな描写力などデッサンの基本的な要素も高い水準でおさえた上で、空気感を意識した静かな雰囲気を作り出せているところに実力と魅力を感じます。入学後からこのコースで着実に力をつけた成果が出せましたね。一枚のデッサンとして魅力的ですし、大きな意味で基本的にはあまり欠点はないと思います。ただもう一段階上のデッサンを目指すとなると、現在見えてくる細かな修正点を改善していくのではなく表現的な部分についてもうひとつ大胆な積極性が求められます。画面が破綻せず整理されていることがこの生徒の実力であり強みでもありますが、その反面やや予定的にも見える安定感こそが絵の面白みを制限している原因にも思えます。実力があるからこそあえて何かしらの要素できわどいところを攻め、それを表現として昇華させる姿を見せてほしい、というのは求め過ぎでしょうか?(河邊)

 

 

人物の表情や色などの表面的に見えて来る部分はとても豊かに描けています。

人物の骨格など、構造的な部分が弱く見えますので、描き出しの段階から見えない部分の形までしっかり意識して取り組んでいくとさらにしっかりしたデッサンが描けるでしょう。(山本)

 

構図に中途半端感は否めませんが、画面の中での描きどころはしっかりと押さえられました。自然な佇まいを感じるデッサンですね。まだそれでも最低限の描きどころを押さえたという印象でもあるので、もっともっと貪欲に質感や空間が追えると絵が充実していきますよ。(佐藤)

   

 

 

デモンストレーション

今回も先生方が皆と一緒にデッサンしてくれました!!良いと思う所はバンバン吸収しちゃいましょう!

 

山本先生のデモンストレーション

雰囲気をばっちり引き出していますね!形態感もしっかり感じます!

 

教育実習生:福岡先生のデモンストレーション

教育実習生も一緒に描いて下さいました!山本先生とほぼ同じ位置でのデモストです。短い時間でしたが印象をパチっと寄せてきました!さすがですね!本人の言う、色幅を生かした表現も短時間ながら深みを感じる要因でしょう。

 

 

 

お疲れさまでした!残るは卒業制作のみ!悔いの残らないよう真剣に取り組みましょう!!