芸術コース

「教養音楽専攻」「造形美術専攻」の2専攻より選択となります。美大受験対策の土曜講座もあります。

造形美術専攻・教養音楽専攻とも基本的な技能の習得からはじまります。美術・音楽という芸術分野は、共に範囲がとても広いものですが、潤徳の芸術コースでは、基礎から勉強し、さまざまなジャンルの作品制作・練習を重ねて個性、感性を磨いていきます。また、鑑賞にも重きを置き、積極的に本物に接することや流行などを考えることも大切な勉強の一つと捉えています。3年間で自分の得意分野を見定め、独自の創作活動ができることを目標に指導します。

「教養音楽専攻」

●ソルフェージュ・アンサンブル・編曲・鑑賞など音楽の基礎を勉強。  
音楽に興味がある・好きな人はもちろん、保育系進学者にも人気です。


潤徳の「教養音楽専攻」では、音楽 Ⅰ・Ⅱ(イタリアカンツォーネ・ドイツリート・日本歌曲の勉強)の他、音楽の選択授業として、ソルフェージュ・器楽の学習をします。 特に合唱や合奏など集団による演奏に重きを置いて指導しているのが特徴です。

1年次の教養音楽専攻のための授業では、「ソルフェージュ」・「ハンドベル奏法」が中心となります。
「ソルフェージュ」の勉強とは、具体的には、楽譜を読んで、それを歌う『視唱』や楽器を使って演奏する『視奏』、音を聞き分ける『聴音』です。これによって複雑な楽譜を正確に読めるようになるなど音楽の基礎を身につけることができます。

2年次の授業では、1年次の勉強に加えて、バロックリコーダーを用いてのアンサンブル・音楽鑑賞を勉強します。
バロックリコーダーは、ソプラノの他にソプラニーノ・アルト・テナー・バス・グレートバスなどを使い、さまざまな種類の音域を体験し、アンサンブルにおける各音域の効果を学んでいきます。(ハンドベルもバロックリコーダーも学校で用意してあります。)
鑑賞は、最新の音響設備が整った音楽室でプロジェクターを使って大画面で行います。

3年次は、2年次の勉強をさらに発展させた内容に、コンピュータを使って編曲・作曲したりする内容が加わります。
そして、年度末の2月には、教養音楽専攻の1~3年生全員による発表会を行います。先生方やクラスメートを前にして、一年間の成果を発表する良い機会となっています。司会ももちろん生徒が行います。

卒業生の進路は、音楽関連への進学はもちろんですが、他にも保育・介護・教育・社会科学系などさまざまです。

「造形美術専攻」

●多様多彩な授業での学習活動。この経験を通じて自分を広げ、自分を意識 
していきます。「学展」「全日本学生美術展」で実績を挙げています。


潤徳の「造形美術」専攻は、美術全般についての指導を行い、美術系の大学への進学を視野に入れたカリキュラムが特徴です。
潤徳で、さまざまな美術分野を経験し、個性的な表現を意識しながら、創作活動の幅を広げ、自分のスタイルをつかんでいきましょう。 基礎から勉強するから安心です。
1年次は、デッサン(木炭)から始まり、その後、2年次前半までで、デッサン(静物鉛筆)・油彩画・人物画・デザイン(色面構成の基礎)・版画(多色刷木版・銅版)・工芸・ガラス絵・ミクストメディアなどさまざまなジャンルの美術に取り組んでいきます。また、美術館見学など校外にも積極的に出て行き、本物の持つ「美」に触れることによって、内面を磨いてゆきます。
2年次後半の油絵は、「全日本学生美術展」への出品に向けての制作です。学校に対する団体賞の他、個人賞では、推奨をはじめ特選・佳作などの賞をいただいた実績があります。

3年次になる頃には、1年次より続けてきた美術の勉強で自分の美術の分野の方向が見えてくるはずです。
3年次前半は、「学展」出品作品の制作です。学展は、1950年から始まった全国レベルの美術コンクールです。在校生が、油絵で入賞するなどの実績を挙げています。油絵・彫刻・工芸・版画・デザイン・イラスト・アニメなどさまざま出品分野がありますが、自分の一番得意な表現方法で制作し、出品することになります。後半は、卒業制作(年度末の3月に外部のアトリエを借りて行う「美術展&卒業制作展」への出品)に向けての制作となり、もっと自由な発想で取り組むことができます。
どの学年でも、 作品制作の過程では、節目に講評会などを行い、教師の指導だけではなく生徒同士お互いに協力して学び合い刺激し合いながら、伸びてゆきます。
進路は、美術のさまざまな分野に進む生徒がほとんどですが、幼児教育分野に進む生徒も多くいます。

●「普通科」芸術コースの芸術の学習時間と進学対策

芸術の時間は、1年次週4時間、2年次週6時間、3年次週8~10時間です。
制作・練習の時間が足りないときには、放課後・土日や祝日に、学校の施設を使って自主制作している生徒もたくさんいます。

芸術コースは「普通科」の中の1コースで、専門学科ではありません。芸術以外の学科の授業も「普通科」としての時間数が確保されています。芸術の基礎とともに、他教科の基礎を勉強する時間が多く確保されています。

受験で重要視される英語に関しては、1年次は標準時数(週5時間)を組み、2年次は週3時間、3年次は、週5時間となります。英語が進学に必要な生徒は、「土曜講座」の英語のうち「基礎講座(1年次のみ)」「進学講座」を選んで受講すると、1年次で、最大週6時間、2年次最大週4.5時間、3年次週8.5時間(自由選択を含む)の英語の学習時間を確保することになり、英語の実力アップにつながります(2・3年次の土曜講座は、1コマ90分なので、「1.5」時間として計算しています)。
上記の土曜日の「土曜講座」には、国語・数学・英語・社会・理科の分野において演習を中心に勉強する講座の他に午前中を通した『美術講座』もあります。『美術講座』は定員上限20名までで、希望者が多いために現在は2講座開設しています。自分の目的にあった講座・科目を選択して学習してください。詳しくは、「土曜講座」のページをご覧ください。

※美術系進学希望者対象に、次の(1)〜(3)のさまざまなサポートがあります。
会場は、潤徳の美術室ですから、重いカルトンを持って移動する必要がなく、制作に集中することができます。
(1)「土曜講座」『美術講座』  (2)3年次芸術選択ⅢC「専攻別演習」  (3)放課後「実技補習」

●カリキュラム

●2年次時間割例(※紫の科目は「教養音楽専攻」「造形美術専攻」に分かれての授業となります。)
 
1 世界史B 英語 Ⅱ 化学 Ⅰ 現代文 数学 Ⅱ 土曜講座
(国・数・英・ 社・理・美術 ※学年により異なります) 等
2 数学 Ⅱ 数学 Ⅱ 英語 Ⅱ 世界史B 英語 Ⅱ
3 理科基礎 現代文 芸術選択 Ⅱ A 家庭総合 芸術選択 Ⅱ B
4 現代文 世界史B 芸術選択 Ⅱ A 家庭総合 芸術選択 Ⅱ B
5 音楽 Ⅰ/美術 Ⅰ 化学 Ⅰ 体育 化学 Ⅰ 世界史B
6 音楽Ⅰ/美術 Ⅰ 体育 LHR 数学 Ⅱ 現代文

美術・音楽を専門に勉強したことがなくても大丈夫です。音楽または美術を少しずつ勉強していきます。
ただし、上の時間割のように芸術の時間が多く設定されていますから、「美術が好き!」「音楽が好き!」という気持ちが大切です。

※入学試験の際は、専門分野の試験があります。
※音楽は、新曲視唱・音楽の筆記、美術は、作品持ち込みによる面接・デッサンです。(※入試区分によって、試験の内容が異なります)
※中学校の教科書などをよく勉強し、中学校の先生などの指導を受けてから、試験を受けたほうがいいと思います。

●先輩の応援メッセージ

好きなことに没頭でき、充実していた毎日でした 平成18年卒業 多摩美術大学美術学部工芸学科在学中 在学中は、クラスの仲間と切磋琢磨する毎日でした。
自分と違う感性をもった人の作品を見ると、こういう作品もあるのかと、とても刺激になりました。でも、みんな仲はとてもよくて、合唱祭などの学校行事では、クラス一丸となったことがいい思い出です。クラスメイトには、今でもよく会います。そのうち、卒業生の展覧会を開きたいと思っています。
先生方には、土曜日のデッサン講習や、受験対策を熱心にしていただいたことに、感謝しています。好きな美術が続けられ、より身近となったのは、潤徳で学べたおかげだと思っています

●美術・音楽分野の進学実績 ※コース外含む

東京芸術大学 武蔵野美術大学 多摩美術大学 東京造形大学 女子美術大学 東京工芸大学 文星芸術大学 横浜美術大学 宝塚造形芸術大学 東京家政大学 文化女子大学 清泉女子大学 明星大学 昭和女子大学 玉川大学  阿佐ヶ谷美術専門学校 桑沢美術研究所 日本工学院 など
武蔵野音楽大学 昭和音楽大学短期大学部 など

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